『デュラララ!!』成田良悟・著/電撃文庫

池袋を舞台に繰り広げられる、歪んだ愛の物語。


タガの外れた人物の描写と、それらをクライマックスに向けて一つに纏め上げる群像劇の構成、ここぞと挿入されるイラストの使い方。いずれも見事。
電撃文庫の使い方」は使ってる面子含めて、ああ本当にこの人達仲良しだなー、と。内輪ウケとも取られる紙一重ですが、個人的には面白いので良し。
そして、『バッカーノ!』からの読者には嬉しくなる小ネタも仕込まれてたり。
「何度も読み返したくなる成田節」は相変わらずでした。


話に一応のケリが付いた『バウワウ!』と違い、こちらは続編も有り得る展開。
期待しても良いですか成田の人。
とりあえず、まずは4/10の24時を楽しみに待つとしますさね。